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2019年05月16日

とっとりうぉーかー(10)

前のエントリーで「度のズレた」限界オタクと言いましたが、
ぶっちゃけ、正当な限界オタクはこんなところにいないで東京にいます。

ここでちょっとだけ遠征記から脱線して、
今回探訪した倉吉と、愛してやまない「ひなビタ」の事について少し。


無駄に長いのでここだけ追記エントリーにしますね。


まず、前回倉吉に来たのが2015年夏。
当時はまだ「倉野川のモデルって倉吉じゃないの?」というネットの噂が、
監修のTOMOSUKE氏の来訪によってようやく真実味を帯びてきた時期でした。

あ、「ひなビタ♪」を知らない方はざっくりとWikipediaで調べてくれていいのよ。

で、そんなときに倉吉へ行ってちくわパフェ食べて、
その写真をTwitterにアップしたらバズって、ねとらぼに掲載されたりして、
その後色々倉吉の方々やファンの人が盛り上げた結果、
2016年4月に倉吉とひなビタの舞台・倉野川が姉妹都市提携をしました。

この姉妹都市提携、あまりにもエイプリルフールのネタに優秀すぎて誰も信じてなかったのですが、
実際に発表したのが3月31日だったのを後から知りました。
その結果、全国初の架空都市との姉妹都市提携という、
限界オタクでもそこまで頭のおかしいことは考えないよってな内容を実現されました。
まず、規模がでかい。あと、アニメじゃないんだぞひなビタ。

その後、ちやほやされつつも遠くない未来に黒歴史化するんだろうなと思っていたのですが、
2016年10月、鳥取県中部地震で白壁土蔵群が被害を受けます。
ここでなんとひなビタのコンテンツを利用して復興を頑張ってる倉吉の方々(非ヲタ)と、
普段どこにいるかもわからないひなビタのファン(限界オタク)が倉吉を訪れて町にお金を落としていった結果、
思った以上にポジティブに受け入れられ、なんか良いポジションを獲得していました。

そんなこともあり、メインの白壁土蔵群ではひなビタのパネルが町のあちこちに置かれたり、
ちくわパフェに負けじとちくわグルメを展開したり、
結構老舗の名産団子にひなビタのパッケージを採用して全国で売り歩いたり、
なんか良いように町おこしの材料としてひなビタを活用してるなぁと思ってるんですが、
ひなビタ自体も元々は寂れた商店街の町おこしをテーマにしてるもので、
コナミ側との思惑もうまく合致し、倉吉のお祭りではキャストのミニライブも行われていたりしました。

で、このライブなんですが、
音ゲーメインで楽曲を発表する音楽コンテンツでありながら、
去年までにライブが行われたのは、後にも先にもこの一回だけ。

で、2018年3月に待望のライブ「Sweet Smile Parade」が行われたのですが、
Live2Dを駆使したARライブで、これはこれでひなビタコンテンツとして正解の形の一つではあるようです。
ところが、7月にライバルユニット「ここなつ」によるキャストライブ「ミライコウシン」が大盛況に終わると、
12月にとうとうキャストライブ「Sweet Smile Pajamas Party」が行われ、
その熱を持って2019年5月5日、
日向美ビタースイーツとここなつのツーマンライブ「Sweet Smile Merry go round」が新木場で開催されました。

このライブ、待ちに待ったツーマンと言うことと、
昼夜のセットリストが全く違う、昼夜一公演という形式をとったこと、
そして映像記録が残らず、Blu-rayが発売されないと言うことで、
公式もファンもメディアも絶対見に行かなければならないという意見で一致しておりました。

なので、「正当な限界オタク」は東京行ってひなビタここなつのステージの前で、
罪悪感の代わりに町一つ救った達成感を胸にキンブレ振って飛び跳ねながら大合唱してるんです。

が、その前日。

火神俊哉は、東京ではなく、倉吉にいます。


だってもう、発表時点で米子倉吉の計画立ててたし、
BD発売されない時点でもう往復のバスとっちゃってたしーーーーーー
今更鳥取行かずに東京行こうと思っても、新幹線もバスも便がないんですよーーーーーーーーー
時は改元、どれだけ混んでるかわかるでしょーーーーーーーがーーーーーー

というわけで、
来た理由は、結構現実逃避混じってました。
すっごい後ろ髪引かれながらも、それを振り切って聖地に来たんです。泣いてない。

投稿者 火神俊哉 : 2019年05月16日 23:34

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